増田のおすすめマンガまとめ

増田マンガまとめ

致死量〇ーリス

みつわ会のモデルをしていたミツワ大学院生だった蜜の肌は青白くて血管がうっすらと透けて見えたみつは時々17歳ぐらいにしか見えなかったみつは何かを待っていたみつは僕は蜜の足首が好きだった。

ねえみつ君は降らないって笑うかもしれないけれど僕は本当にその時運命の糸が見えたんだよ君の細い足首からくねくねと生き物みたいに触手を伸ばし僕を絡め取ろうとするその糸が。

どうしてこんなに苦しいのかしら考えなくちゃ時計の針が足りないわ結局ずっと夢を見ないの知っているは何が原因なんだろう まるでアスピリンみたいいつからこんなに苦しいんだろうそれも知ってるこれで雨が降るようならとても醜悪ほらもっとちゃんと考えなくちゃよく考えればわかるはずよなって答えは初めから


夜なのか朝なのか真昼間なのか今日が何日なのか外の天気はどうなのか全ての感覚はとっくに麻痺してみつしか考え感じられない
嘘の温度嘘の湿度嘘の時間みつだけが本当

そしてこれは僕の一番幸せな記憶の中のみつ。
僕は何度も君を巻き戻す忘れないように僕の貧弱な体中の器官全部に君をべっとりにこびりつかせていつか僕が君を忘れたいと思う日が来たとしても決して忘れられないようにしてやるんだ。


ドーリスドーリス呪文みたいに唱えて毎日気が狂わないように気をつける目隠しの少女

僕の中でもう一人の僕が言うこの子はだめだ本当にやばいこれ以上深入りしたら僕はきっと後戻りのできないところまで行ってしまうだろうそれがどういうことなのか何に向かって進んでいるのか始末に終えないのは僕までがそれを楽しんでしまっているとところだ


僕らは夜毎街を徘徊した。 泳ぐのを止めたら息が出来なくなって死んじゃう魚みたいに 強迫観念に取りつかれた恋愛パラノイアみたいに。


男は単純な話をしたよく喋る男だった僕らはそのことについて話合わなかった。


ねえあの子は君なんかの手に負えるような代物じゃないよあの子は君の理想の少女だろ僕にとってもそうだったあれは相手の望むものになるのさ 僕たちの出会いは運命的芸術的出会いだった彼女を初めて見た時息が止まったよ僕がずっと描きたかった通りす理想の少女がそのまんまそこに体現されていたんだからねそれまで何人もモデルは使ったけどあれほど完璧なドーリス理想の少女はいなかった外見的な部分だけじゃなく仕草も考え方も物言いもどこもかしこも彼女はまさに僕の同率そのものだったんだけどしばらくして気が付いたんだ彼女が意識的無意識的にそれをやってるって事にね その頃の彼女は自分を持て余していた自分がどう生きたらいいのか一体何をなすべきなのかむき出しの神経を無防備に晒したこの少女人形はバックとした不安と制御不能の恐怖の中で今にもひきつけを起こして失神寸前といった体だったそこにドーリスという入れ物が与えられたんだ僕の作り出した架空の少女の肉体となることに迷う理由のあるはずがなかったそして幸運にも彼女は僕が彼女に望むことを敏感に察知し忠実に具現化する能力に長けていた僕たちの利害は完全に一致した僕たちは二人ともどうりすが必要だった。

永遠に同率ではいられない彼女もいつかはやがて老いさばらえて行くのに家の中の通り数は永遠に少女のままだ彼女はこのところずっとそれを感じていたに違いないんだどうりすは限界だ次を探さねばまたあの不安な日々がやってくる そこに都合よく現れたのが君さドーリスという人工の皮膚を脱いだ時何もなくなった彼女は代わりの皮膚を君に求めた今度は君の理想の少女になろうとしたのさ だけどあの子は馬鹿じゃないすぐに気づくだろう 君じゃ彼女にそれを与えられないことにだって君なんでもないじゃないか 少なくとも今の君では彼女の救いの神にはなり得ないそれどころかヘタをする時にまで共倒れだよそうこれは忠告だそもそもドーリスの代わりなんてあるはずがないんだあまりにも彼女はドーリスに接近しすぎた 彼女も本当のところはもう気付いているのかもしれない頭の良すぎるのが彼女の不幸だ。

だから彼女は出会った時に私のことを話してと言ったわけだそして私がどうりすじゃなくても好きかと聞いたわけだ。



僕はね決して自分に酔うタイプではないけれどね近くの一つの妄想が頭を離れなくて困ってしまうんだピストルでこう違う額の真ん中の所そうそうそこら辺そいつを穏やかに手際よくバレリーナの動作でぶち抜く瞬間壁に飛び散る脳症の液状のりある瞬間繰り返す映像到達する恍惚絵画的冒涜だ。

そこへおもむろに君が登場し君は大げさな身振りで血塗られた壁に額を掲げこう呼んだ紳士淑女の皆様こちらがミスター何でもない男が残した唯一の作品です。

僕の妄想には続きがあって君のその姿があんまり綺麗で神々しくて僕は吹っ飛んだ残り2/3の頭のまま胡散臭い薬で決めまくっている馬鹿なガキよろしくただもうゲラゲラ笑っちゃうねそこで毎回ああこれは現実じゃないなって気付くわけだ。



このままじゃあに立っちゃうのよなんだって体中の血が行き場を失ってるの 分かったとりあえず止血してやっぱり救急車を呼ぼういやよここにいてどこにも行かないでお願いだからひとりにしないで。


この部屋のエアコンでぃしょんは快適だ表では有毒太陽の下3800人の予言者たちが行進しているトランジスタラジオは3時の時報と共に世界の終わりを告げた表では有毒太陽の下を3800人の予言者たちが行進しているもはや世界にたった二人きりの僕たちは安全なこの部屋に隔離され ラジオは3時の時間と一緒に世界の終わりを告げた もはや世界にたった二人きりの僕たちは安全なこの部屋に隔離される双子の胎児みたいに抱き合って眠る。

その日を境に僕たちはほとんど全く外に出ることをやめた 僕たちが僕たち以外のすべてのものと決別したのは。

さっきから踊っているこの女は誰だっけなかなかの美人だ眉毛がないななんで昨日もおとといもその前もずっと俺の視界に入るんだろう部屋から一歩も出ないで俺を監視しているのかな俺が道を外れないように通りで一緒にいると息が詰まりそうになるご苦労なことだ何か忘れていないけそうだ愛していたんだっけあい愛していたそうだったそうそう愛してるうんところでそれは憎んでいるって言うのとどう違うんだ。


ばっかじゃないのこっちこそうんざりなのよ毎日毎日見るものと言ったらあんたの顔ばかりいい加減見飽きたわよ出て行ってよわかった出て行くため出て行かないで愛している愛しているの。

いとしみつ愛しくて愛しくていつかきっと僕は君をきつく抱きしめて宝物みたいに大事に抱えた君のその形のいい小さな花をコンクリートの床に叩きつけるかさもなければ鉄パイプで滅多打ちにしたい衝動に駆られるかもしれない愛しい水愛しているなんて心にもないことを口走る君がこんなにも愛おしいよみつが死んだのは僕は彼女の刃物達を虐殺した日から三日後のことだった。


出会い頭の事故だったこんな結末は予想もしていなかった。 大多数の恋人たちのようにありきたりの別れが来るかせいぜいどちらかがどちらかを殺すのだろうと思っていた。

僕達だけで完結することならどんな悲惨な幕切れもそれはそれで構わなかった。

それなのにいつものように些細なことで口論になりいつものように君が崎日いつものように罵り合いながらいつもと違ったのは逆上した君が部屋を飛び出し約1か月ぶりで踏むアスファルトの上で51年生のジャガーに跳ねられたことだけだはねられたというよりは突っ込んだその前時代的なシルバーのピカピカに磨き上げられた馬鹿でかい機会が全く目に入らなかったように見事のライブすごいよ君もしあれがもっと冴えないチンケな車だったらはねられやしなかったんだろうだって君には似合わないもの。

結局僕はしくじった君を連れて逃げ出すことができなかった夢から希望から未来から現実から君は最後まで一人だった僕は彼女に関わることすらできなかったただの一度もあんなに近くにいたのに 君が死んでしばらくの間僕のいはほとんど何も受け付けなくなりその気が児童のような姿は実はこのタイミングで数年ぶりに不肖の息子の顔を覗きに来た父親を驚愕させ仕方なく僕は荷物をまとめ家族を安心させるべく自主的に海の近くの保養施設に見大分保養所の規則正しい生活は悪くなかった少なくとも何かの延期には役に立った日曜日の早朝誰もいない談話室のテレビをつけると中澤なんとかという画家が何か喋っていたお宅拝見みたいな番組梨空が彼の隣には奥さんだと思える人がにこりともせずに座っていた少し蜜に似ているなと思いその後をきちっとも似ていないなと思った彼女は真夏だというのにぴったりした長袖の上品なブラウスを着ていただけどそんなことはどうでもいいことだ僕はテレビを消したそして何もかも世界は全て思い通りだと思っていた頃の僕を懐かしく思ったねみつ君のいない今日と明日とあさってとそれから何週間ももうどうや って過ごしたらいい。